宮崎の大阪屋さんから、ある日突然電話をいただきました。
焼酎ブームになる以前のこと。酒税法が変わり、焼酎の税率が引き上げられる1年ほど前、本当に突然に「宮崎の大阪屋ですが、相談があるので宮崎まで来てください」という連絡をいただきました。私共の仕事が紹介された新聞記事を読んでのことだったそうです。その相談の内容とは、オリジナル焼酎のデザインのリニューアルでした。大阪屋さんは宮崎市街地のメインストリート沿いにある酒屋さんで、宮崎の焼酎の豊富な品揃えによって顧客は全国に及んでいました。オリジナル焼酎は大阪屋さんが各蔵元と共同でつくりあげたもので、酒屋さんオリジナルの焼酎があるとは、ちょっと驚きでした。
オリジナル焼酎の話題が全国ニュースに。一気に知名度アップ!
オリジナル焼酎は7銘柄それぞれに仕込みの量が少ないので、大切に売っていきたいという大阪屋さんの思いを受けて、ラベルは親しみのある手描き文字で構成しました。製法や素材もわかりやすく明記して、ストレートな表現にしました。これが他の焼酎にはないデザインで、オリジナル焼酎のコーナーはひときわ目立つ結果となりました。そのリニューアル時期が酒税法の改正時期とちょうど重なって、酒屋の動向が注目されるなか「大阪屋のオリジナル焼酎」は全国ネットのニュース番組で取り上げられることに。その後もマスコミの取材が相次ぎ、知名度が一気にアップ! そして、売り上げも大幅アップ! 大阪屋さんの経営者のカンとでもいうのでしょうか、このタイミングのよさ、そして度胸のよさにただただ感心させられました。
宮崎の焼酎のお洒落なミニ瓶シリーズGOSSO誕生。
焼酎メーカーの危機と騒がれた酒税法改正のあとに焼酎ブームがおこり、それが落ち着いてきた頃、再び大阪屋さんから「ちょっと見てほしい瓶があるから、宮崎に来てください」と連絡が入りました。前々から焼酎の小瓶シリーズの企画はあったのですが、納得いく既製品の瓶が見つからず、商品化は見送っていたのです。早速、大阪屋さんに伺い、女将さんから、重ねられてちょっと個性的な手のひらサイズの小瓶を見せてもらいました。ひと目で、これはいい!と思いました。検討の末、採用することになり、ネーミングは宮崎弁で「ご馳走」のことを「ごっそ」と言うことから、「GOSSO」に決定!
GOSSOは宮崎の焼酎の広報係。東京の百貨店にも進出。
「GOSSO」のデザインは、瓶の美しさを生かすためと、銘柄をあとから次々に増やすことができるよう、それぞれの焼酎のラベルのデザインをそのまま透明のシールにモノクロで写すことにしました。大阪屋さんは当初、ご自分の店だけで販売されるつもりだったようですが、しかし待てよ、と。ただ小瓶シリーズをつくっただけでは面白くないぞ、と。そう言えば、女将さん曰く「焼酎は鹿児島や熊本が有名だけど、宮崎にもおいしい焼酎がたくさんあって、種類も豊富。そのことを全国の人たちに知ってもらいたい」と。そうだ、「GOSSO」を宮崎の焼酎の広報係にすればいいんだ!と。そのためには、宮崎空港はもちろん、ホテルや専門店、全国のデパートなどできるだけたくさんの人の目に触れる場所に置けるようにしなければ。そこで、ミニ瓶「GOSSO」に卸価格の設定を提案。今では、それが予想以上の広がりを見せていて、それはひとえに大阪屋さんの営業努力に尽きると思うわけです。
宮崎の焼酎の品揃え300種類。大阪屋をどうぞごひいきに。
ミニ瓶シリーズ「GOSSO」は、蔵元にとっては手間のかかる仕事で、そのためにスタート時はオリジナル焼酎を中心に7銘柄だけでしたが、その後、「GOSSO」に興味を持つ蔵元が次々に出てきて、銘柄も増えつつあるようです。宮崎の焼酎は芋も、米も、麦も、そばも、栗も、かぼちゃも、あれもこれもうまい!ということで、大阪屋さんは宮崎の焼酎の品揃えがなんと約300種類。よろしかったら、「GOSSO」共々どうぞごひいきに!
※詳しくは、大阪屋さんのホームページへ 
http://www.oosakaya.co.jp/
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